「労働衛生の3管理」のまず1つ目は、「作業環境管理」です。「作業環境管理」とは、作業環境中に発生する有害因子、たとえば木工作業時における木くずの粉塵のような、作業員に健康被害を及ぼしかねないものを管理することを指します。労働環境を「適切に」管理するということです。特に危険有害物を取り扱う必要がある作業場では、その物質の有害性、取り扱う量、作業場所における発散状況などを詳しく調べ、必要な仕様設備の整備、改善、有害物質の低減対策などをおこなう必要があるのです。
事例
製造業において、有機溶剤を使用して「いない」接着剤を使用する場合でも、その接着剤特有の臭いが労働者の体調に影響を及ぼす可能性があります。新規の現場の場合は、現地に赴き確認をおこない、換気が必要であれば必要な対策をおこないます。