「労働衛生の3管理」の2つ目は、「作業管理」です。「作業管理」とは、労働者の作業そのものを適切に管理することで、たとえば長い作業時間や無理な作業方法、身体的に厳しい作業姿勢で業務をおこなうといったことをチェックし、適切な指導をおこない、労働者の負荷を少なくすることを指します。管理者は、定期的に作業現場を巡回し、このような作業がおこなわれていないかのチェックをする必要があるということです。
事例
作業工程上、片膝をついて作業をおこなう必要がある作業員がいる工場で、その作業員があざを作るなど、その片方の膝を傷めることがあることがわかりました。そこで会社で膝を保護するためのサポーター、プロテクターを購入し、それを作業員に付けてもらうようにしたのです。